家づくり事例

当社で設計・施工したS様邸をご紹介いたします。
要所要所に大工技術を活かしながら、伝統的な日本家屋の良さを感じられる家づくりを心がけています。

玄関

まずは玄関から紹介いたしましょう。
昔ならがの上り框（かまち）のある玄関です。
玄関の上がり框は、下足と上足がはっきり分かれる日本の家ならではの造りで、気軽に腰かけてご近所さんとの会話を楽しんだりといったシーンが目に浮かびます。
上がり框は、欅（けやき）の無垢材を使用しています。
フローリングは、無垢のオーク材で、壁紙は珪藻土です。
天井は大工ならではで、格天井に仕上げています。
角材を格子に組む造り方で、神社やお寺や旅館などに使われる格式のある天井です。

リビング

次はリビングです。
天井を高く取り、梁を見せています。
フローリングはブラックチェリー。
キッチンの前にはタモ材のカウンターを造作しました。
光を取り込み、部屋を明るくするように飾り窓を配置しています。
開放感にもつながっています。

和室への扉は、通常は4枚戸にするところを3枚戸にしています。
閉めた時に1枚分に仕舞えるので、開口部を広く使えます。
3枚にすることで重厚感も出ます。

キッチン

キッチンには奥様のこだわりが溢れています。
壁紙は、奥様の希望でローラアシュレイの壁紙を使用しています。
食洗器は、ドイツのメーカー「Miele（ミーレ）」のビルトイン食洗機をつけています。
レンジフードも掃除しやすいものを選んでいます。

ニッチ

ニッチには、桧の柾目（まさめ）のものを使用しています。
真っ直ぐに伸びた杢目が美しく、貴重な材です。
この家には、ニッチが2つありますが、もう一つニッチ（玄関に設置）は珪藻土仕上げにして、変化をつけています。

和室

床柱は、一位という木材を使用しています。
一位という名前から縁起の良いものとしてよく選ばれる木材です。
和室入り口の板間の天井は、主に茶室などで使用される網代（あじろ）天井で仕上げています。
壁は、左官塗りです。
天井は和室で昔から使われている目透かし天井になっています。
床の間の落し掛けと床框は無垢の欅を使っています。昔ながらの本格的な床の間に仕上げています。
入り口は、通常は1800mmの高さにするところを、洋間と同じ2000mmにしてあります。
入りやすく、開放感があります。

2階の洗面

高級感のあるルーバーは、タモの無垢材で仕上げています。

2階のフローリング

フローリングは、ブラックウォールナットです。壁の一面は色を変えてアクセントをつけています。

施主さまの声

松本工務店さんには最初の打ち合わせからアフターフォローまで、本当に丁寧に対応していただきました。
間取りを考える段階では、私の妻がフリーハンドで描いた間取りのスケッチについて丁寧に聞いてもらいながら、私たちの意見に寄り添ったアドバイスや提案をしてくれました。私たちが望んでいた和風の玄関、ダウンライトと梁のある開放感あるリビングも見事に具体化してくれました。来客者の目に入る扉は、大手メーカー製ではなく、質の良い素材を使ったこだわりのメーカーの扉を提案してくれて、木の色の変化を日々楽しんでいます。 1階と2階で床の色を変える提案もしてくれて、違う家にいるかのような楽しみもできています。
立体的なイメージ図による提案も分かりやすかったです。
壁紙から床まで、全てを一から自分たちで選んだため、全てに愛着を感じ、後悔することは一つもありません。建売にはない、限りなく思い通りの家に仕上げてくれたとに本当に感謝しています。
アフターサービスも印象的で、コウモリ対応の業者を探してくれたり、ステップ台などの附属設備を探してくれたり、トイレの扉の修理にも対応してくれました。
松本工務店さんのおかげで、木のぬくもり、木の色の変化を日々感じながら暮らすことができ、心から感謝しています。